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不連続線「学習用タブレット端末」

 ギガスクール構想で各小中学校に、基本的に1人1台のタブレット端末が整備されている。あと数年で更新時期を迎える。尾鷲市は令和2年度事業で児童生徒と教員分として800台を整備。本体、学習支援ソフト、通信環境整備などで約7400万円を投じた。うち3230万円が国庫補助だった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大時、臨時休校した場合に家庭学習で有効活用ができると見込まれたことから、コロナ対策の資金で導入した。一気に整備したから、耐用年数も同じ時期に来る。学校で使うなら1人1台でなくてもよいだろうが、休校時の活用を考えるなら1人1台は必須。工夫をして10分の1ずつ更新しても700万円から800万円が掛かる。地方にとって負担は大きい。

 小学校から高等学校ぐらいまでの間は、家庭の負担なしで準備されることが望ましい。国の施策で導入したものなので、更新についても国がしっかり手立てを考えて置くべきだろう。地方に負担を押し付けてはならない。

(M)

      6月16日の記事

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