三重県がこのほど、ゴールデンウイーク期間中の主要観光施設の入り込み客数を発表。東紀州は熊野古道センターや鬼ヶ城センターなど4施設の数字が公表されていて、一日平均の来訪者は、昨年に比べて1割から4割強増。一方で新型コロナウイルス感染症流行前の令和元(2019)年と比べると6割から8割程度。
読者の皆さんの肌感覚としてはどうか。「もっと多いと感じた」「コロナ前に比べると全然」いろいろな意見があると思う。特に店をしているは、敏感に感じとられていると推察する。
連休の長さ、曜日の並び、天候など、いろいろな要素がある。令和元年は連休中の5月1日に平成から令和になる節目で伊勢神宮への参拝が非常に多かった。全体が底上げされている可能性もあるが、2割~4割減というのはやはりさみしい。
尾鷲市街地だけでみると、熊野尾鷲道路II期区間開通の影響が気になる。尾鷲のまちなかに〝降りて〟もらえたか。コロナ禍が明けた。次の観光シーズンに向けた取り組みが求められる。
(M)