本日8日から、新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類が2類相当から5類に変わった。かかった場合の外出自粛の要請に法的根拠がなくなるほか、全数把握を止め、季節性インフルエンザなどと同様に定点医療機関での確認になるため、毎日の感染者数の発表がなくなる。
大きく変わるのは、受け入れ体制と費用。外来、入院とも受け入れ医療機関が今後、増加していく見込み。これまで全額公費だった医療費が一部自己負担になる。薬代は9月末まで公費負担が続くことになっている。
マスク着用の基準など、対応が順次緩和されてきた。先日入った飲食店では、1か月ほど前は密を避けるために2席に1席しか使えなかったが、全席使えるようになっていた。
5類への変更で制度的には一区切り。「コロナ禍」が終了し、以前のような暮らしに戻るか。この3年間の政策については、今後、検証が進むと思われる。情報があふれ、一般の人には何が本当か分からないようなこともあった。未曾有の経験だったが、次に生かすことが重要だ。
(M)