新宮市の丹鶴ホールで26日、「NHKのど自慢」が行われ、18組が自慢の歌声を披露した。一般用の観覧席は600席で、事前に申し込みのあった約6000通の応募はがきの中から、約22倍の抽選を突破した人たちが声援を送った。
本紙では、昨年12月に出場と観覧の募集を掲載。その後、観覧申し込みの締め切りが迫った2月、申し込み状況とあわせて報じた。開催前日には最終的な観覧倍率と共に、NHKで生放送されることを再度伝えた。
当日の取材について、事前に新宮市に確認すると、「NHKから写真撮影NGと言われているので無理です」との返答。予想通りだが、主催者である新宮市から後日、写真提供を受けて掲載できると思いきや、市の広報担当者でも撮影できないとのこと。終了後、NHKの担当者に問い合わせたところ、ゲストと出演者への撮影可否や撮影した写真の確認作業をする余裕がないとの返答だった。人物が特定できないような会場全景の写真など、いくらでも方法はあった。丹鶴ホールのオープニングイヤー事業の締めくくりだっただけに、残念な気持ちになった。
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