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不連続線「高校入試の思い出」

 県立高校入試の後期選抜が9日、行われた。全日制は尾鷲高校、木本高校の各学科とも定員割れ。〝広き門〟と言える。それでも受験生は大変緊張したことだろう。

 高校入試の前に、関数の問題が解けない夢を何度か見たことを今でも覚えている。不安症な部分があり、現実のストレスが夢にも出てくる。よく津波の夢を見るが、巻き込まれたことはないので、現実でもそうであってほしい。

 高校入試本番では、答えが整数になるはずの問題で少数になった。最後まで正解にたどり着けず、「やばいかも」と思った。父が「お前にできない問題は、他の人もたいていできていない」と励ましてくれた。

 後で見直したら11で割るべきところを10で割っていたのが要因。それなりの配点があった問題で、高校進学後、担任の数学教師に成績上位の十何人かが進学コースを希望していれば「君はこのクラスに入れていなかった」と言われた。

 高校に行くと勉強にしろ、クラブ活動にしろ、結果を出すためにはこれまで以上に自分が頑張らないといけなくなるが、自分だけでなく友達と一緒に頑張って、伸びていくことが重要。受験生が、高校でいい仲間に会えることを願う。

(M)

      3月 9日の記事

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