地域に必要とされる施設目指す
みんなが笑顔になれるように

 

　有料老人ホーム・デイサービス「ひだまり　いのさわ」が今月、新たに開所した。有限会社ひだまり（半田英津子代表取締役）が運営する施設。内覧会が１１日と１２日の２日間行われ、両日大勢の人が訪れ、新しい施設の特徴や雰囲気を感じ取っていた。

 

　施設は本社棟とデイサービス棟に分かれている。有料老人ホームの入居は要介護者が対象。４６室あり、夫婦や兄弟姉妹で入れる２人部屋も用意している。食事は利用者の形態に合った手作りのものを提供する。認知症、寝たきり、透析、経管栄養、糖尿病等の医療度の高い人にも相談に応じる。居室は満室だが、申し込みをしておけば、空きができ次第、案内してくれる。

 

　デイサービスでは、レクリエーションや機能訓練を行うフロアを１階に完備。座ったまま入浴できる浴槽を備えており、介護度の高い人でも安心して利用できる。厨房とはカウンターでつながり、食事への期待感も楽しむことができる。

 

　また、大きな特徴として、理学療法士が常駐し、入居者、デイサービス利用者ともにリハビリ運動に取り組む。入居者には部屋に訪問して運動を行うので、寝たきり防止にもつながり、「少しでも元気になるという熱意をもって取り組みたい」（理学療法士）と意欲的だ。

 

　半田代表取締役は「今回の施設では、質の高いサービスを提供するための環境整備が整いました。利用者も職員も笑顔になれる、住み慣れた地域で余生を過ごせる施設です。これからも地域に必要とされる施設を目指して、スタッフ一同頑張ります」と話した。

 

 

ＴＥＬ０７３５−２８−３６３０
新宮市井の沢９−１０