チベットと日本 異文化をこえて
歌手のバイマーヤンジンさん講師に

 

　新宮ユネスコ協会主催によるユネスコ文化講演会「チベットと日本　異文化をこえて」が２月１２日（日）、新宮市丹鶴ホールで開催される。入場無料、全席自由。

 

　新宮ユネスコ協会が実施しているさまざまな事業の一つで、文化的な交流を図るものとして企画。今回の講演会では、日本でただ一人のチベット人歌手として有名なバイマーヤンジンさんが講師として訪れ、チベットと日本の文化の違いや家族の在り方などについて、ユーモアを交えながら講話する。

 

　バイマーヤンジンさんはチベット出身で、競争率の激しい中国国立四川音楽大学に入学、卒業し、同大学専任講師として就任。１９９４年に来日して、数多くの講演会やコンサート活動を行い、両国の文化の違いなどを語っている。

 

　チベットでの学校建設活動も行っており、これまでに故郷のチベットで９つの小学校と１つの中学校を建設するほか、経済的に苦しい大学生への奨学金支援も２０年以上続けている。

 

　また、さまざまな精力的な活動が評価され、２００１年には大阪市から「社会で活躍している女性」として「きらめき賞」と、２００９年には新潟県長岡市から人材育成に大きな成果をあげたことを評価する「米百俵賞」を受賞している。

 

　新宮ユネスコ協会は「新型コロナウイルスの影響により３年ぶりの開催となりますが、できる限り多くの人に講演会を楽しんでもらいたいと思っておりますので、ぜひご来場ください」とコメントしている。

 

日時／令和５年２月１２日（日）午後２時～
会場／新宮市丹鶴ホール
問い合わせ／新宮ユネスコ協会
電話０９０-５８９７-２２６４（勢古さん）