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不連続線「若者の声を聞いてみる」

 元日特別号の取材で、この地域で働く若者に話を聞いた。名古屋の会社から戻ってきた橋本さんは「名古屋も好きだが、遊びに行くくらいでちょうどよい」「地元に帰ってきたいという同世代は少なくない」と話す。
 
 新成人の立岡さんは「地元で働くとなると選択肢が少ない。戻るとなると手に職が必要」と語る。この2人の共通点として、学生時代に授業やイベントなどを楽しげに語っており、郷土愛を醸成するための取り組みは決して無駄になっていない。
 
 名古屋から就職のために移住してきた三浦さんは「海がすごくきれい。釣りやダイビングが楽しい」と語る一方、「会社以外の人と接する機会がない。将来自分がどうなるのか、想像するのが難しい」と話していたのが気になった。家族や友人がいるUターンとは異なり、Iターン移住者をどう地域に溶け込ませるか、解決しなければならない問題の一つ。
 
 まちの衰退の要因が人口減少なら、地方の最重要課題は子育て世代の定住促進だ。進学や就職で若者が都市部に集まるのは社会構造上避けられないが、戻ってきたい、住んでみたいという声に応えられる仕組みを確立しておかねばならない。 
 
 (R)

      1月10日の記事

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