「新宮城跡の魅力を発信し、新たな夜の風物詩に」との思いで始まった「和傘の灯り」も今年で5回目を迎えた。初年度は、40本の和傘からスタート。年を重ねるごとにスケールアップし、新宮城跡から西村記念館へ、さらに昨年は徐福公園など市内3か所で開催した。節目の今回は原点に返って、新宮城跡全体を約200本の和傘の光で彩る。
新宮城跡への関心や保全の機運が高まる中、和傘の灯りを主催する新宮商工会議所青年部では、継続的に新宮城跡の保全活動に取り組んでいる。過去の大規模な清掃活動では、生い茂った草木で見ることのできなかった横矢掛の美しい石垣が姿を現したことも。今回もライトアップのために草刈りなどをして準備を整えてきた。
ライトアップは、26日(水)から30日(日)まで。和傘をスクリーンにして映像を映すプロジェクションマッピングは必見。「コロナ禍の中で少しでも癒やしのひとときを過ごしてもらえれば」と来場を呼びかけている。光のパフォーマンスを堪能したあとは、商店街を少しぶらぶら歩いて、ショッピングや食べ歩きなどを楽しんでみては。
【織】