令和7年の全国豊かな海づくり大会が、三重県で開かれることにきまった。県内で開かれるのは昭和54年の第4回以来。開催地は浜島町(現・志摩市)だった。
今は、天皇・皇后両陛下のご出席が慣例となっている。当時は皇太子だった上皇さまが出席されており、主要行事終了後に熊野灘臨海公園を視察。城ノ浜地区では長島町漁協の組合員による地引網漁の様子などをご覧になっている。当時の本紙が一面全面を使って大々的に報じている。
三重とこわか国体は中止になってしまったが、盛り上げるために何年かかけ、各市町でも準備がおこなわれた。今回も国体ほどではないにしろ、多くの県民が関わるよう、何らかの取り組みが行われるものと推察する。
「魚のまち」尾鷲をメイン会場にと思わなくもないが、それは無理でもある程度華やかな行事が行われることを期待する。〝乗っかる〟ことができれば、比較的安価に地域PRができる。
来年のG7交通相会議でも話題を作れないか。地域公共交通は各地で独自の運用をしている。また、大臣はともかく同行の記者団に熊野古道をアピールできないか。南部地域活性化に向け、県には配慮を願いたい。
(M)