先日、田辺市で開かれた日本商工会議所青年部の近畿ブロック大会に出席した。これほど大きな大会に参加したのは初めて。各地から集まってくる若手経営者らの気概に圧倒されながらも、楽しく有意義なひとときを過ごした。
記念式典の中で、心に残るあいさつがあった。日本商工会議所の三村明夫会頭の言葉。日本は長寿企業が多く、創業100年超が全企業の約1パーセント、世界の長寿企業に占める割合は何と4割超という。もちろん世界1位。この多くが中小企業である。
激動の時代を生き抜いてきた日本の中小企業の強みは「自己変革力」にある。現在も、コロナ禍や物価上昇などの外部環境が激変しており、生き残りをかけた挑戦を迫られているが、果敢に挑んでいってほしい、と。
青年部の指針には、「行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ、力を合わせ国の礎となろう」とある。名もなき小さな町工場の職人さんや近所の魚屋さんが、日本の屋台骨を支えているのである。1つ1つは小さな力でも、結集すれば大きな力になる。自己変革をどんどん進めて、頑張れ中小企業!
【織】