尾鷲市議会はこれまで、春と秋に議会報告会を開いていたが、新型コロナウイルス感染症が流行を始めて以来、途絶えている。昨年の改選後は一度も実施できていない。
9月定例会後の報告会については、現在保留になっている。新型コロナの感染状況を見て、ということだが、新規感染者が21日まで3日続けて1000人未満になるなど感染が収まりつつある。
尾鷲市でも連日感染者がいる状況だが、減少傾向にあることを考えると、説明会を実施してもいいのではないか。これまでも、地区単位では出席する市民は必ずしも多くない。少し、座席の間隔を取れば対応できるだろう。
昨年の選挙で当選した4議員と、継続して在任している6議員で意見の隔たりが大きい事案もいくつか見受けられる。広域ごみ処理、市営野球場の移転、コロナ後の地域の在り方など、個々の議員が考えを直接説明するチャンスでもある。
オンラインでの実施という意見もあるようだが「オンラインだけ」では現状、困る市民もいるだろう。ただ、オンラインでも可という方式なら、参加者が増える可能性がある。数年を見通した課題として検討してもらいたい。
(M)