大型で猛烈な強さの台風14号が日本列島に近づいている。三重県には19日夜から20日午前に最接近する見通し。
20日午前9時に予想される中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル。三重県は進路の右側、いわゆる危険半円側に当たり、風が強まる可能性がある。また、大雨にも注意が必要だ。
台風防災のポイントは「早い目」「明るいうち」の避難。夜に雨・風がピークになる場合は特に注意が必要。どうしても休日・夜間は公的な対応が遅れがちになる。自助・共助の範囲で一人一人が対策を取ることが重要。また、自分が安全な場所にいれば、何かあった場合に自分が助ける側に回ることができる。
昨年5月20日から、行政が出す避難情報が変更になっている。「避難勧告」がなくなり「避難指示」に一本化された。避難指示が出た場合は、かなり危険な状況。そうなる前に早めに対応したい。コロナ禍で「安全な場所にある知り合い宅に避難させてもらう」という人もいる。
最接近まで一日は時間がある。備蓄の確認や買い足し、スマホの充電や車への給油など、「念のため」かもしれないがしっかり備えたい。
(M)