新型コロナウイルス感染症は第7波がやっとピーク越えしたとみられる。三重県では7月に入り新規感染者が急激に増加。ピークは旧盆明けで、15日から21日の1週間に2万4129人の感染報告があった。一日当たりの最多は24日の4673人で、そこから14日連続で、前の週の同じ曜日を下回っている。
ピークは越えたと言っても一日の感染者は5波、6波の時に比べると格段に多い。東紀州地域でも連日のように感染者が報告されている。11日の日曜日で、「BA・5対策強化宣言」期間が終了するが、まだまだ用心が必要だ。
そのような状況の中、尾鷲総合病院の病棟で、職員、患者が、新型コロナにかかる事例が続いている。かなり厳重に対策をとっているが防げないことに、病院関係者は「なぜ」という思いがあるのではないか。
24時間運営するために、医療関係者はシフトを組んで仕事をしている。医療職員が感染または濃厚接触者になって現場を離脱すると、残りの職員で運営を続けなければならない。当然、負担が増えているはず。病院だけでなく、高齢者の入所施設など、切れ目のない運営をしてもらっていることにあらためて感謝したい。
(M)