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不連続線「大規模イベントの成功事例」

3年ぶりに開催された紀北町の燈籠祭は、天候にも恵まれ盛況だった。駐車場では三重や伊勢志摩、鈴鹿など県内だけでなく、愛知県や富山県のナンバーを付けた車も見かけた。東紀州地域では、3年ぶりに規模の大きな花火の打ち上げもあり、来場者には好評だった。会場は風が吹き、動き回らなければ涼を感じられたのもよかった。

 出入り口と、各コーナーには消毒薬を設置。係が立って手指消毒に協力を呼び掛けた。花火に向けた場所取りを当日夕方からにしたことや、夜店がなかったことで、飲食が制限されたのも狙い通りと言える。花火や踊りなどに集中してもらうことにつながったのではないか。

 ダンスステージが赤羽川河口側になり、間に地域の子どもたちが作った燈籠を置いたことで、見てもらいやすくなっていた。半面、地球の大燈籠は移動しなかったようで、会場の端の方にいた人へのアピールが弱くなった。

 「来年はフルスペックで」とも話していた。大きなイベントがあり、盛り上がれば地域が活気づく。仮にウィズコロナの状況が続いても、今回の取り組みをさらに磨き上げ、地域の人も観光客も楽しめるイベントになってほしいものだ。

(M)

      7月27日の記事

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