太地町太地の「いさなの宿 白鯨」は26日(日)、同所で、「濱口祐自ソロライブ」を開催する。異色の経歴を持つ熊野出身のギタリストの音色が、独特な世界観で夜のひとときを届ける。
濱口祐自さんは那智勝浦町出身で、プロフィールを「デルタ・ブルースからサティ、エリントンに至るまで熊野フィーリングたっぷりに演奏する異能のギタリスト」としている。1980年代には遠洋マグロ漁船に乗りパプアニューギニアに行ったほか、勝浦漁港の古い民家を自らの手で切り出した竹を用いてクラブに改造、12年間経営と演奏を行った。1990年代にはヨーロッパ各地でストリート演奏の旅を行い、1998年にソロギターアルバム「竹林パワーDream」を発表。
2000年代に入ってからは、2001年に東京青山での全国フィンガーピッキングギターコンテストで会場投票1位のオーディエンス賞を獲得。2013年に久保田麻琴氏プロデュースでアルバム制作を開始、渋谷のライブハウスでも記録的な観客動員を果たしているという。2014年にメジャーデビューアルバムを日本コロムビアよりリリースし、2015年にセカンドアルバムもリリースしている。
時間は午後5時開場、午後6時開演。チャージ料は4000円。ドリンクやフードは全て1コインとなっている。新型コロナウイルスなどの感染予防対策として、入場時の検温と、当日体調の優れない場合の入場を控えること(返金あり)、マスクの着用、大声での声援を控えることなどをお願いしている。チケット販売は、「いさなの宿 白鯨」(電話0735-59-2323)または「太地町地域福祉センター梛(なぎ)」(電話0735-29-6135)。