先日、新宮ラグビーフットボールクラブ(新宮RFC)による体験会があり、取材でお邪魔した。ラグビーといえば、サッカーや野球と比べるとマイナーなスポーツというイメージがあるが、体験会には約30人もの子どもたちが参加して、アーモンド型のボールの感触を楽しんでいた。
前回、日本で初めて開催されたワールドカップでは、日本代表チームがベスト8に進出するなど大いに盛り上がった。新宮RFCにも、10人ほどの新入部員が入ったそうだ。しかしその後新型コロナウイルスが流行したため、思うような活動ができなかったという。
かつて新宮市には小学生のラグビークラブが存在し、新宮高校は強豪校として知られていた。小学生のクラブが消滅した後、ラグビーの裾野を再び広げるためOBが中心となり、5年ほど前に新宮RFCが活動を始めた。
来年はフランスでワールドカップが開催される。これをきっかけにラグビー熱が盛り上がり、当地方でも競技人口が増えることが期待される。ちびっこラガーマンたちが高校生になった時には強豪校へと復活を果たし、念願の花園(全国大会)出場の夢をかなえてほしい。
【織】