約20年ぶりといわれる高水準の円安ドル高が進んでおり、東京為替市場の円相場は1ドル=130円台に達している。増税や賃金が伸びていない状況の中で、コロナによる先行きが見えない不安にロシア・ウクライナ情勢も加わり、物価の上昇が私たちの家計に大きな負担となってきている。
これまで円安や円高などはあまり関心を持たずに生活していたが、最近、ネットで海外から商品を買ったり輸入代行業者を利用したりすることがあるため、輸入品はぜいたくだなあと思ってしまうほどの価格高騰を体感している。
それに加えて送料の高いこと。ほんの小さな箱でも5000円以上することもあってビックリする。先日海外に買い付けに行ったネット配信者は、グアムから日本へ段ボール1箱送るのに、1000ドルを超えると嘆いていた。現在のレートで換算すると、13万円以上かかることになる。
グローバル化が進み、あらゆる面で輸入品なしでの生活はもはや考えられない現代。コロナ、円安、戦争などの世界情勢が私たちの生活に与える影響は、本当に身近なところにまで迫ってきていると感じる。
【織】