プロ野球の開幕から3週間が経過。千葉ロッテの佐々木朗希投手の完全試合達成、さらに続く登板でも8回に降板するまでパーフェクトという異次元の活躍に、野球ファンとして興奮冷めやらない。女房役はドラフト1位ルーキーで、市和歌山高出身の松川虎生選手が務め、2人合わせて38歳のバッテリーによる快挙として世間を驚かせた。
昨年のルーキーイヤーにチーム最多54試合登板を果たした、新宮市出身で広島東洋カープの森浦大輔投手はオープン戦終盤に調子を落とし、開幕は2軍スタート。それでも2軍戦では安定した投球を続けており、いつ一軍に呼ばれても大丈夫な状況。セリーグの首位争いをする広島の1軍投手陣は現在のところ安定しているが、森浦投手の実績は昨年証明済み。必ず近いうちに必要な戦力として声がかかるのを期待している。
調子が上がらない阪神の投手陣の中で今季開幕からブルペンを任されている湯浅京己投手は三重県尾鷲市出身。16日の巨人戦では8回に登板し、無失点に抑えてチームの勝利に貢献した。
こうしてみると、若い力が躍動している。当地方や県出身選手の活躍を大いに期待している。
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