尾鷲市向井の三重県立熊野古道センターは23日(土)から6月19日(日)に、山本まりこさんの写真展を開く。「熊野古道写真絵巻 伊勢路」がテーマ。付属イベントとして5月22日(日)にはトークショーも行う。
山本さんは「エアリー(風通しがいい)」を基軸に、空間を意識した写真を撮影している。2011年に熊野古道で行われた写真教室で講師を務めたのをきっかけに、14年から熊野古道を歩き始め、16年まで約1年半かけて伊勢路を踏破。17年には『熊野古道を歩いています。』を出版。現在は、和歌山県の中辺路を歩き、写真を撮っている。展示では、写真を天井からつるして絵巻物のように表現するなど、展示方法にもこだわる。同センターは「作品の中に吹き抜ける風を感じ、山本さんが表現する熊野古道をご堪能いただけたら幸い」としている。
トークショーは5月22日(日)午後1時30分から、同センターで。無料。定員は先着100人で、4月21日(木)から5月21日(土)まで受け付ける。申し込み、問い合わせは同センター(0597-25-2666)。