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紀南抄「地元愛が強い新宮人」

 紀南地方の中心地である新宮市は古くから、熊野速玉大社の門前町として栄え、また木材の集積地としても活気にあふれていた。特に林業は江戸とのつながりが深く、文化や流行の最先端がもたらされ、その恩恵を受けてにぎやかで華やかな街だった。

 新宮の人は外食好き、派手好き、おしゃれな人が多いなどと聞くが、それは現代にも受け継がれているようだ。和歌山市の商工会議所青年部員数は約200人で、人口比率では約2000人に1人。対して新宮の同青年部員数は約80人で約500人に1人。約4倍の比率になっているという。いかに事業者が多いかということが分かる。

 近隣町村の人に話しを聞くと、”新宮人”は新宮が好きすぎるとのこと。祭りをはじめ、食べ物や名所など、地元に誇りと自信を持っていて、時には鬱陶しいほど愛を語ると。

 しかし少子高齢化と過疎化の波を受けて、ものすごい勢いで人口が減少している現状がある。過去の栄光にすがることなく、今こそ”新宮人”の気質を存分に発揮して、自分たちが新しい新宮市を作るんだという気概で、一丸となった取り組みが必要だと思う。

【織】

      3月30日の記事

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