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不連続線「議員の報酬カット」

 先日閉会した尾鷲市の3月定例会。一部議員から、期末手当(ボーナス)を任期中カットするという提案が出されたが否決された。ある市民から「可決される見通しのない議案を出すパフォーマンス」との厳しい声を聴いた。「可決に向け調整する努力をしていない」との批判も。

 昨年12月のボーナスは、10人の総額が583万8588円。夏冬同額と仮定し6回分、約3500万円を削減し、向井地区の水道整備や防犯灯設置などに使うという提案だった。
 
 人口がほとんど変わらない紀北町と比較して〝高い〟という批判が強いが、むしろ町村の議会議員の報酬が低すぎるという印象。この地域でも町村議会議員は「なり手がない」という状況になりつつある。地域の厳しい経済環境の中で、どう考えていくか。将来に向けての課題と言える。
 
 尾鷲市議会に話を戻すと、前議員の任期中の一昨年6月、コロナ禍を理由に5%の削減を全会一致で決めている。今回反対した5人も、金額と理由によっては、削減することは構わないと考える議員もいるはずだ。議員間で対立があり、妥協のための話し合いができなくなっているとしたら残念だ。
 
(M)
 

      3月29日の記事

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