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不連続線「情報公開を考える」

 ロシアのウクライナ侵攻は、発生から半月が経過。攻撃がますます激しくなっているよう。ウクライナ、ロシアの兵士はもちろん住民の犠牲者も増え続けている。ロシアの住民にも今後、影響が広がってくる。一刻も早い停戦、ロシア軍の撤退が望まれる。
 
 「大本営発表」と言えば、今風に言うと〝フェイクニュース〟の代名詞だが、両方の国が、それぞれの立場で情報を発信し「正しさ」を主張する。受け手である私たちは、事実は何かをしっかり吟味する必要がある。
 
 ロシア国内では、外国のニュースやネットがしゃ断されているらしい。いろいろな情報を手に入れられないと、事実を知るのが難しくなる。外から見れば、情報統制そのものが、自国の不利になることが分かるが、真っただ中にいれば、それが分からなくなる。
 
 事実を示し、情報の受け手がどう考えるかの判断の基準にしてもらうのが「情報公開」。行政活動について言えば、例えば会議の公開など、行政が進んで行う取り組みもそうだし、議事録の公開、会計監査などもその手法。また、公開請求への対応なども重視されるべき。後ろ向きの公開では、やましさがあると思われても仕方ない。
 
   (M)

      3月14日の記事

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