新宮市の丹鶴ホールでこのほど、丹鶴地区ふれあい交流会が開かれた。ダンスやマジックショーなど多彩なステージが披露され、訪れた地域住民らは楽しいひとときを過ごしながら親ぼくを深めた。丹鶴地区福祉委員会、丹鶴地区民生委員児童委員協議会、丹鶴公民分館主催、市社会福祉協議会協力。
核家族化や少子高齢化により、世代間のふれあいの場が少なくなる中、地区住民相互の交流を図るとともに、高齢者や自宅に引きこもりがちな人の孤立を防ぎ、仲間作りや健康、生きがい作りの推進を目的に2017年から開催している。
開会のあいさつで、実行委員長で丹鶴地区福祉委員会の西孝会長は「ふれあい交流会も6回目を迎えた。コロナ過ではあるが、話したり出かけたり、少しでもそういう機会になればと何とか開催することができた。短い時間ですが、楽しんでいただければ」と呼びかけた。
社会福祉協議会の大谷康央事務局長は、開催に尽力した関係各位に感謝を述べ、「少子高齢化が進んでいる中で、外に出て人と触れあって、今までのつながりを続けていける場にしたいと思う」と話した。
オープニングは「Team雅龍」の創作舞踊。エネルギッシュで躍動感のあるダンスで会場を盛り上げた。マジックサークル「青い鳥」は、ロープや輪、箱を使った手品を次々に披露し、たくさんの拍手を受けていた。「フラ・ハプナ」は、見ごたえのある優雅なフラダンスを数曲披露。最後は熊野家三九郎さんの落語が来場者の笑いを誘った。