3月定例議会が、尾鷲市と紀北町で行われている。3月議会は新年度の行政運営について話し合うもので、多くの場合、議員も執行部も1年で一番力が入る。
議案審議や一般質問で、汚い言葉、不必要にきつい言葉が使われ、眉をひそめることがある。自分の考えを述べ、相手に納得してもらい、行政運営に反映させるのが重要。過度に強い言葉は必要ない。他人をおとしめるような発言は論外だ。
執行部の方向性や、一つ一つの政策について賛否はある。それに対して相手の行為でなく、相手そのものを攻撃してはいけない。場合によっては「聞く耳をもってもらえない」ということになる。いくら議員が「是々非々」と言っても、感情を害してしまうと、まっとうな提言も受け入れられなくなり、最終的には住民の不利益につながる。
傍聴していて、話がかみ合っていないと感じることがある。以前にも指摘したが、同じ言葉だが内容が違うと感じる時は、聞いていてもどかしく、前向きな議論ができないのはもったいないと思う。
質問に立つ前に、基本的な認識をすり合わせておけばよい。そうすれば自然と追及の仕方も変わる。一層の資質向上を求めたい。
(M)