新型コロナウイルス感染症で、和歌山県は17日、新たに新宮保健所管内の4人を含む498人の感染を確認したと発表した。また、男女3人の死亡も確認した。県がこれまでに確認した感染者は、死亡した88人を含め計1万9175人(再陽性含む)となった。
この日、県東牟婁振興局地域振興部に勤務する三重県在住の40代男性職員の感染も発表。15日に頭痛、16日に発熱があり検査したところ陽性が判明した。11日以降は出勤しておらず、不特定多数の県民と接する業務には従事していなかったという。職場は消毒済み。県外在住だが、県内感染者として計上する。
498人の居住地別は
- 新宮保健所管内4人
- 和歌山市236人
- 橋本保健所管内86人
- 岩出保健所管内75人
- 湯浅保健所管内29人
- 海南保健所管内26人
- 田辺保健所管内23人
- 御坊保健所管内13人
- 県外6人
17日午前10時時点の入院者数は379人で、病床使用率は60.8パーセント。待機者数(ホテル入室含む)は3274人となった。
また、県は新たに4件のクラスターを認定。湯浅保健所管内の有料老人ホームで7人、和歌山市の病院で10人、同市のグループホームで10人、湯浅保健所管内の事業所で15人の感染が判明した。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は「直近1週間の人口10万人辺りの感染者数は低下傾向にあるものの、県内でクラスターが多数発生している状況で、まだ予断を許さない。不要不急の外出は引き続きやめていただくようお願いしたい」と伝えている。