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不連続線「寒の食材」

 一年で最も寒さが厳しい日とされる「大寒」。寒の入りから寒の明け前日まである寒の内のちょうど真ん中の日で、今年は1月20日。尾鷲でも最低気温は氷点下となり、最高気温は10度に届かず、寒い一日となった。これから2月3日までが大寒の時期で、尾鷲の平年値を見ても1日の平均気温が最低になるのが1月26日から29日で6.1度、最高気温の最低は1月20日から29日までの11.2度、最低気温の最低は1月26日から2月4日の1.6度で、いわば〝冬の山場〟に当たる。

 この時期の味覚として挙げられるのがフキノトウ。年が明けて最初にとれる山菜で、香りやほろ苦さを味わう。食欲増進などの効果もあるという。そして、寒中に生れた寒卵。昔はこの時期のニワトリはあまり卵を産まなくなり、寒さをしのぐため餌を多く食べ、水をあまり飲まなくなった。そんな中で産まれた卵は栄養価が高いとされ、特に大寒の日に生れた大寒卵は貴重とされた。また越冬や産卵ために栄養を蓄え、脂がのるこの時期のブリやサバなどもおいしい。

 年間を通してさまざまなものが食べられる現代。その時々の食材で季節を感じてみるのも一興ではないか。

(J)

      1月21日の記事

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