22日は冬至。1年で最も昼が短い日。尾鷲の日の出は午前6時57分17秒、日の入りは午後4時50分17秒で、昼間は9時間53分。昼間が最も長い夏至と比べると、4時間28分も短い。
北半球では太陽の位置が最も低く、太陽の力が弱まる日。この日を境に再び太陽が高くなり始めることから、太陽が生まれ変わる日とし、陰がきわまって陽にかえる「一陽来復(いちようらいふく)」ともいわれる。
冬至といえばカボチャとゆず湯だが、正月7日の春の七草のように、「冬至の七種」もあるという。南瓜(なんきん)=カボチャ、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うんどん)=うどんで、冬至を境に〝運〟が上昇し始めるという考え方から、「ん」が2つつく食べ物を冬至の日に食べると「運がつく」「風邪をひかない」「出世する」といわれ、新しいことを始めるにもよいとか。
これから夏至に向けて少しずつ日が長くなるとはいえ、寒さの本番は冬の最後を締めくくる1月下旬の大寒。七種の習慣はないにしても、栄養価の高い野菜や温かいお風呂に漬かり、この冬も元気に。
(J)