寒気と低気圧の影響で朝から荒れた天気になった8日の関東地方。千葉県や茨城県の沿岸部には、暴風警報や波浪警報が出され、銚子市では、午後3時56分に最大瞬間風速29.8メートルを観測。テレビで倒れたと思われるバリケードなどが映し出された。
風速が10メートルで雨傘が壊される、15メートルで取り付けの悪い看板が飛ぶことがある、20メートルで大人では体を60度ぐらいに傾けないと立っていられず子どもは飛ばされそうになるなどの目安があり、高速運転中の車は15メートルを超えると横風に流される感覚が大きくなり、20メートルを超えると運転は危険になる。
暴風といえば台風の印象が強いが、冬場も発達した低気圧の影響などで強い風が吹き荒れる。尾鷲でも2015年12月11日に最大瞬間風速31.6メートルを観測。1月でも29.6メートル、2月は32.7メートルの記録もある。
当地方では冬場に台風のように長時間にわたって強い風が吹き続けることはないようだが、短時間とはいえ、急に吹いてくる風も怖い。取り付けの悪いトタンの修理や飛びやすいものを外に置かないなど、強い風への備えも必要。
(J)