尾鷲市の都市計画審議会が26日、開かれた。おわせSEAモデル構想について、市が進めるスポーツ振興ゾーンを都市公園として整備することを目指すもの。委員15人のうち11人が出席。予定時間を超えて議論が行われた。
市議会から3議員が委員として出席しているが、全体としてこの3人の発言が目立った。質疑応答の約1時間のうち、40分程度が3人が関係したやりとりだったのではないか。それ自体は問題ないが、せっかくの機会なのでその他の人からも意見を聞いてはどうかと感じた。
審議会のスケジュール案など、議会で説明のなかった事項についての質疑もあったが、一部の質問は議会でできたはず。議論の呼び水に、とか、議会での話題を審議会でも共有したい、という話なら別だが、そうでないなら全員協議会なり行政常任委員会で、落ち着いた質疑ができていないということにもつながる。一大プロジェクトで、かつ反対の声も上がっている。慎重審議が担保されるように願う。
この問題に特化した実質的な市民説明会が近々ある。大勢が参加することが望まれるし、意見も多数出ると思う。開催に当たっては十分な時間をとってもらいたい。
(M)