国道42号、広角南交差点の信号機運用が変更になって1か月が経過した。直進車と右折車の交通事故をなくすため、矢印信号によって直進左折車と右折車を分離。新宮署によると、1か月間でいわゆる右直事故の発生はないという。
交通安全を最優先に考える一方、右折レーンの渋滞が懸念された。変更当初は朝夕の通勤時間帯、右折するまでに数回の信号待ちが必要で、第二車線まで滞留することもあった。同署はこうした状況を見て右折矢印の時間帯を長くし、スムーズに流れれば1回で右折できるようになった。また、通行車両の分散も見られる。混雑するのを避けるため、通勤経路を変更したドライバーもいるようだ。
信号機の運用変更をきっかけに、広角南交差点が事故の多い危険な交差点であることをドライバー一人一人が認識し、安全のための自分なりの対策を行ってくれていれば何より。道路環境を整えても、最終的に事故を減らすためにはドライバーの意識にかかっているからだ。
これから日が暮れるのが段々と早くなる。その時間帯の事故が多いのも以前から変わらない特徴で、気を引き締めてハンドルを握らなければ。
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