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紀北町長選 尾上氏 接戦制し4選

「課題 4年で解決」
 
 任期満了に伴う紀北町長選挙は10月31日投開票が行われ、無所属で現職の尾上壽一氏が4927票を獲得。新人で前議員の宮地忍氏に823票差をつけて4選を果たした。投票率は69.58%で8年前の前々回(72.95%)を3.37ポイント下回った。
 
 相賀の尾上氏の選挙事務所には1回目の開票速報が行われる午後9時前から支持者が集まり始め、県町村会長の西田健紀宝町長、加藤千速市長や近隣の市町長を含め約180人が訪れた。午後9時30分を過ぎても確定票の情報が陣営に届かず、当選祝賀会は40分過ぎから開始。司会者がマイクを通して確定票を伝えると支持者らから大きな拍手が起こった。

 後援会「つばさ会」の藤村知也会長が「コロナ禍でなかなか難しい選挙戦だった」と振り返った上で「今後とも一生懸命町政をやってくれると思う。皆さんのご協力を」とあいさつ。孫の彩楽(さら)さん(12)、結楽(ゆら)さん(10)、千紘さん(4)から尾上氏と妻の孝代さんに3つの花束が手渡され、尾上氏は孫の頭をなでて笑顔を見せた。

 当選のあいさつで尾上氏は「全て皆さんの温かいご支援のおかげ。本当にうれしい限り」と感謝を述べた上で「大きな課題を背取っている。しっかり解決していかなければならない」と語った。

 最大かつ喫緊の課題として新型コロナウイルス感染症対策を挙げ「健康づくりに力を入れてきたが、コロナに直面して命、健康、暮らしを守っていくことが大切だとより感じた。落ちこんだ地域の活力を(コロナ前に)戻し、引き上げていくのが大きな課題」とし4年間しっかりと取り組みたいと力を込めた。

 得票については、いろいろな行事やイベントに出掛けて町民と対話をしてきたことが4選につながったとの認識を示した。一方で823票という接戦になったことに関して「まだまだ町民とのコミュニケーションが十分でないということ。この数字を胸に4期目に当たりたい」と述べた。

 政治姿勢に関しては「おごらず、こびず、私欲をもたず」とあらためて表明。「住民の皆さんのために、公平公正に町を運営していく」と語った。
 
紀北町長選挙 開票結果(敬称略)
 選管(午後9時15分確定) 開票率100%
  4,927票 尾上 壽一(67)無所属・現職
   4,104票 宮地  忍(69)無所属・新人
 
◆当日有権者数…13,128人
◆投票者数  … 9,135人
◆投票率   … 69.58%
◆無効投票数 …   104票

      10月31日の記事

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