岡山県警は8日、70代女性が運転する軽乗用車に対し、自転車であおり運転をしたとして、10代の男を道路交通法違反(妨害運転)の疑いで岡山地検へ書類送検した。6月28日午前11時過ぎから、県道で急な進路変更や急ブレーキを繰り返したもので、ドライブレコーダー映像の解析などから男を特定したという。
取り締まりの対象となる自転車のあおり運転は、他の車両の通行を妨げることを目的とする
- 逆走して進路をふさぐ
- 幅寄せ
- 進路変更
- 不必要な急ブレーキ
- ベルを執拗(しつよう)に鳴らす
- 車間距離の不保持
- 追越し違反
—の7つ。
ある保険会社の調査によると、自転車によるあおり運転を見た人はおよそ5人に1人、受けた人はおよそ7人に1人。実際に受けたあおり運転で最も多かったのが、急な進路変更で回答者の5割を超える。「曲がっただけ」でも妨害になっていることがあるかもしれないので要注意。
見通しの悪い交差点で、安全確認も一時停止もせずに飛び出す。そんな危険運転に当たる自転車は当地方でも少なくない。大小にかかわらず、事故が起きればつらい思いをする。ルールを守って安全運転することが大切である。
(J)