ネットで衆院選の「1票の価値」についての記事を見つけた。なんと約403万円とのこと。国年間予算額に任期である4年分をかけ、有権者数で割った数字という。なんだかピンとこないが、自分の割り当て分の予算(1年間に約100万円)を使う人を決める選挙、ということ。
コロナ禍、短期決戦、野党の候補統一の動きなどこれまでと違った環境で、実は取材のやり方なども変化がある。特に、主張をゆっくり聞く機会がこちらではほぼない。選挙運動も短めの街頭演説だけで、応援弁士を招いたいわゆる個人演説会はなし。陣営からも「本当は(動員をかけて)演説会をしたいんだけど」という声を聞いた。
今回、総務省は若年層の投票率アップに力を入れているように感じる。投票率は全般的に高い方が望ましいと感じるが、若者の投票率が低いのは事実。学生や働き始めたばかりで住民票が地元にあるといったケースもあるだろうが、若者の低投票率は将来の全体の低投票率につながりかねない。
冒頭紹介したが、1票の価値は相当高額。また、得票数は政治家のやる気にも危機感にもつながる。棄権することのないよう呼び掛けたい。
(M)