新型コロナウイルス感染症で、全国27都道府県に出されていた緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が9月30日で全て解除された。全国の感染者数はこのところ減少傾向で、和歌山、三重の両県でも一けた台の日が続いており、このまま終息に向かってほしいと願う。
ワクチン接種が進んでいることが一つの要因だが、マスク着用や手洗い・うがいなど基本的な感染防止対策の継続は必須。1年半を超える自粛生活で人々の疲れは相当なものだが、第6波を小さな波で止めるためには、引き続き一人一人が感染防止対策への意識を高くすることが大切だ。
併せて経済再開への動き出しも必要。解除後最初の週末は当地方の道の駅など観光施設では、他府県ナンバーの車も多く見られるなど、人々の行動範囲が広がっているように感じた。いきなり元通りにというわけにはいかない。遠方から多数が訪れるとなれば受け入れ側も困惑するだろう。第一段階として、近場観光を推奨し、地元の魅力再発見につなげるような仕掛けを行っていくのがいいのではないか。ゆくゆくは遠方の友人・知人らに魅力を伝え、呼び込む流れになればうれしい。
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