9月に入ってから、徐々に秋めいてきたなと感じる。日中の残暑は厳しいものの、朝晩は肌寒くなってきた。特に夏の終わりを思わせるのが、日没の早さ。少し前までは午後7時でも明るいぐらいだったのに、近ごろは夕方だと思っていたらあっという間に薄暗くなり始める。
夏の賑(にぎ)やかさと対比して、秋はどことなく物悲しい季節である。たくさんの人で賑わった水浴場も今は人っ子一人いない。わが家の子どもたちはまだ、相変わらずしつこく川に通っているが。日焼けした顔や体を見ながら、今年はよく泳いだなぁと改めて振り返る。
秋の夜長は何をして過ごそう。例年なら、スポーツの秋、食欲の秋などと言いながら外食をしたり、趣味のソフトバレーに興じたりして楽しんでいたが、三重県の緊急事態宣言が今月末まで延長したため、ここ1か月はどこにも外出していない。大人しく家で動画を見たり裁縫をしたり、のんびり過ごしている。
この生活に慣れすぎて、いざ自粛が解除された時に逆に戸惑ってしまいそう。涼しくなってきた夕方にジョギングをして、だらだらしすぎてなまった体に喝を入れよう。
【織】