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【紀伊半島大水害から10年】写真で未来につなぐ 自衛隊熊野地域事務所

紀宝町役場で展示
 
 自衛隊三重地方協力本部熊野地域事務所は20日から、紀宝町役場内で、「紀伊半島大水害自衛隊派遣写真展示」を行っている。紀伊半島大水害時の、自衛隊による災害派遣活動の記録を14枚の写真パネルで振り返る。展示期間は9月20日(月)まで。

 紀宝町役場を利用する住民に対し、10年前の紀伊半島大水害の災害状況や自衛隊の活動状況を見て過去の教訓を振り返ってもらうことで、この災害を知らない子どもたちや住民らに、今後の各種災害への備えの一助としてもらうもの。

 写真と資料で台風12号に伴う災害派遣実績を示し、災害による被害状況を報告している。また、隊員が倒壊家屋・倒木を撤去している様子や、地面がえぐれているところ、孤立地域からの救出、人命救助、ボートでの救出、夜間の給水など、さまざまな場面を写真で目にすることができる。

 同事務所の松谷実所長は、「大水害から10年経って、災害のことを知らない人も多くなった。同じ水害で被害のあった熊野川町に行けば『ここまで水が来た』というのがわかるが、紀宝町にはそれがないので、写真で当時の状況を伝えられたらと思う」とした。また、防災について「何もない時から災害のことを頭に入れてほしい。『備え』は自分の身を守るもの。懐中電灯やロープ、食料などは災害時、必要となる。自分の身は自分で守るという意識でいてほしい」と話した。

 松谷所長は写真展示にメッセージを添えており、「今、私たちにできること この写真を通じて未来につなぐメッセージとなることを願います。(一部抜粋)」としている。

      8月20日の記事

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