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不連続線「議会の議論の在り方」

 尾鷲中の給食導入に関し、設計のための予算が28日の臨時議会で可決された。老朽化している尾鷲小の調理室を改修して親子方式で行う方向性が予算面からも確定した。

 昨年12月に市教委が4方式を比較した結果、親子方式が妥当との方針を示していたところ、議員が改選され新人4議員が疑義を呈した。

 市町長にしても議員にしても、改選による〝政権交代〟が予定されている。すでに具体的に着手されている事業を取り止めるのは行政の継続性の観点から問題ありと言えるが、「これまでこの方法で進めてきたから」という理由で新たに当選した議員が、意見を言えない雰囲気をつくるのは、選挙の意義を軽視することにつながりかねない。

 ごみ処理施設や、中電跡地利用に関しても野球場や釣り桟橋など賛否が大きく割れることが見込まれる。今まで継続した議論があるが、何が決定事項で、どの部分が変更可能か分かりにくいことも多い。

 今回は、論点が出尽くした上で委員会での採決が行われた。十分な慎重審議の上の議決になったと思う。今後の懸案事項についても、執行部にも議員にも熟議の上、ベストに近い選択がされることを求めたい。

(M)

      7月30日の記事

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