三木里海水浴場で開かれたオープンウォータースイミング(OWS)三重オープン2021尾鷲。今年は東京オリンピックで10キロを泳ぐ南出大伸選手が5キロ日本選手権トライアルの部にオープンで参加した。
報道などによると、南出選手は和歌山県海南市出身。競泳の自由形長距離が専門だったが、進学した日体大で強化のために取り組んだことをきっかけにOWS競技を続け、2018年に日本選手権で初優勝。国際水泳連盟が6月にポルトガルで開いた東京五輪マラソンスイミング世界最終予選で、トップとおよそ22秒差の2時間2分29秒70で6位に入賞した。
他方、女子の代表は貴田裕美選手(36)。前回、2年前の三重オープン2019尾鷲にオープン参加しており、先の最終予選では12位でゴールしている。
OWSがオリンピックの正式種目になったのは2008年の北京大会から。10キロで順位を競う「マラソンスイミング」として行われており、日本は12年のロンドン大会で初出場して男子15位、女子13位、前回のリオ・デ・ジャネイロ大会で男子が8位入賞、女子が12位と、成績を伸ばしている。当地でも泳いだ2人の活躍を期待したい。
(J)