和歌山県は9月25日(土)午後0時30分~5時、和歌山市の県民文化会館で、和歌山県誕生150年記念式典を開催する。式典では、記念講演と演奏、未来へのメッセージ(小中高校生による作文の朗読3人)、映像上映「和歌山県のあゆみ」などを予定している。現在、式典観覧者を募集している。観覧無料。
明治4年(1871年)11月22日、和歌山、田辺、新宮の3県の統合により、現在の和歌山県が誕生した。誕生150年を記念し、これまでの県の歴史を振り返るとともに、未来を考える機会となる記念式典やパネル展示を開催する。住民が、郷土についてさらに理解と関心を深めることで、ふるさとを愛する心を育む機会とする。11月22日を「ふるさと誕生日」として条例で定めている。
講演「和歌山の近代150年を問う」の講師は、東京大学先端科学技術研究センターフェロー・御厨貴(みくりやたかし)氏。「わが生地、わが聖地・熊野」の講師は、印南町出身の芥川賞作家・辻原登氏。演奏は辻本好美氏による尺八演奏、中谷政文氏によるピアノ演奏。また、記念式典に併せて物産展も実施される。
観覧の募集は8月20日(金)まで。希望者は代表者の氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号、同伴者の氏名(ふりがな)を明記し、県ホームページ、FAX(073-452-7380)、郵送(〒640ー8533和歌山市栄谷151番地「和歌山県誕生150年記念式典」係)のいずれかの方法で申し込む。1回の応募で2人まで申し込み可能。車椅子、手話通訳、要約筆記、一時保育の利用が必要な人は申し込み時に記入する。定員1800人で、応募者多数の場合は抽選で決定。9月上旬に入場券の発送を予定している。
問い合わせは、和歌山県誕生150年記念式典事務局(電話073-455-5721、平日午前10時~午後6時)。
■巡回パネル展も
記念パネル展は和歌山県民文化会館で11月19日(金)~22日(月)に行われるが、県内各地で巡回パネル展も予定。本紙エリアでは、新宮市佐野のスーパーセンター南紀オークワ店で9月1日(水)~7日(火)に開催予定。