コロナ禍で昨年度は中止となった全国高校総体(インターハイ)。最後の夏にかけた生徒らは悔しさや悲しみをこらえ、それぞれの競技の県独自大会などで躍動していた姿を思い出す。本年度もコロナ禍ではあるが、全国総体は2年ぶりに開催される。そして、全国の舞台を目指して今月上旬を中心に県総体が行われた。本紙エリアの高校の生徒らも各競技で活躍し、全国切符を手にした。
県で優勝を果たしたある生徒は「昨年は実力を試す機会が失われ悔しかったが、今回優勝できてよかった。最初で最後のインターハイを楽しみたい」と笑顔を見せた。本番までにさらに技を磨いて上位進出を目指してほしい。
夏の風物詩の一つ、全国高校野球選手権大会も2年ぶりに開催。和歌山、三重の両県でも来月予選大会が始まる。和歌山では、選抜大会に出場の市和歌山、春季近畿大会ベスト4の智辯和歌山の2校が中心と見られているが、近大新宮も春季県大会ベスト4で自信をつけ、初の甲子園を目指す。新宮、新翔もチーム一丸で地元の期待を背に挑む。高校生のはつらつとした姿は多くの人を勇気づける。全ての高校生、頑張れ。
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