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不連続線「住みよいまちづくりに協力」

 読者の方から「記事が市長、町長寄り」と言われることがある。尾鷲市長選挙があったせいで5月には複数の方から同様の指摘を受けた。市長、町長の肩を持つわけではないが、多くの地方紙はすくなからず執行部寄りな部分があるのではないか。

 市長、町長の発言は、議員の発言に比べても重い。場合によってはその発言の通りに施策が実施される。だから一般質問の記事でも、執行部の回答が注目される。どのように見解を引き出すかが議員の腕の見せ所だし、記者会見でも同様。

 続いて、いろいろな場面で市長、町長の写真が紙面に載ることも、執行部びいきと感じられる要因になっている。

 言いがかりや揚げ足取りと感じられる発言はともかく、筋の通った批判は限られた紙幅ではあるが取り上げるよう心掛けている。

 加藤千速市長の2期目の任期が始まるのは1か月先だが、すでに実質2期目がスタートしている。22日の議会全員協議会で「議員10人が切磋琢磨して」という話があったが、市長・執行部と議員、そして市民がお互いを高めあって、住みよいまち、住み続けたいまちづくりにつながることを期待し、記者もその一角を担いたい。

(M)

      6月23日の記事

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