学童軟式野球B級東牟婁大会を取材した。B級とは5年生以下で編成したチーム。つまり6年生は出場できない。今大会には5チームが出場。1チームが棄権したため実質4チームによるトーナメント戦となり、串本が優勝、那智勝浦が準優勝となった。
各チームのメンバーを見ると、5年生主体で組めるところもあれば、低学年児童も試合出場させないと編成できないところもある。B級に限らず、6年生を含めても単独チームを編成できず合同チームとしてここ数年活動するところもあり、少年野球を取り巻く環境は大きく変化している。
かつてはC級(4年生以下)の大会もあり、1団体で3チーム編成できるほどの大所帯も珍しくなかった。現在はC級の県大会に単独で出場できるチームが支部内にないため、選抜チームで出場を予定しているという。
少子化が最も大きいが、さまざまなスポーツに取り組む子どもが増えていることも要因の一つ。関係者は「どの競技でも子どものころからスポーツに取り組むのは良いこと」と話していた。子どもらが存分に競技に打ち込める環境づくりに行政も積極的に関わってほしい。
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