季節ごとに地域産品を届ける「尾鷲まるごとヤーヤ便」。受付件数は5年前の約2500件から減少が続き、一昨年は1000件を下回ったが、昨年は約1500件と盛り返した。コロナ禍のお取り寄せブームの後押しもあるが、専門通販サイトの立ち上げが奏功した。
ヤーヤ便の特徴は、商品の詰め合わせという点にある。知らない商品を実際に食べてみて気に入ってもらえれば、事業者への注文やふるさと納税の寄付につながる。顧客の囲い込みの効果が期待できる。
比べて、ふるさと納税の魅力はなんといっても間口の広さだろう。ヤーヤ便はふるさと納税の返礼品になっており、ふるさと納税からヤーヤ便、さらには事業者へ、という流れが確立できるのが理想的。
尾鷲市のツイッターを見ると、ふるさと納税は地域おこし協力隊が積極的に紹介しているが、ヤーヤ便のPR記事は開始の1回のみ。尾鷲市のふるさと納税は尾鷲市、ヤーヤ便は実行委員会と所管が違って当然ではあるが、商品や業者をみれば重複するものも多く、もったいなさを感じる。相乗効果をもたらすためにも組織の垣根を越えて戦略的にPRできるような枠組みはつくれないか。
(R)