先日、我が家に今季初めてムカデが姿を現した。暖かい場所と湿気が大好きで、梅雨時は特に活発になるといわれている。基本的には外にいるが、わずか数ミリの隙間があれば、エサを求めて侵入してくるという。
ムカデが大好物にしている虫の一つがゴキブリ。前年の秋の終わりに産みつけられた卵が越冬し、気温が20度くらいになると活動を始める。家の中でムカデを見かけたら、ゴキブリが潜んでいる可能性があるという。
ゴキブリやクモを食べるムカデは、益虫の面も持っているが、かまれると激痛に襲われるので歓迎できない。まずは、家の中に入れないことが重要で、ドアや窓は開けっ放しにしない、網戸も隙間がないか点検。さらに、家の周りの落ち葉を取り除くなど、隠れる場所をなくすことも必要。場合によっては、家の周りに薬剤をまくと効果的。
そして家の中も。当地方でもこの時期になるとゴキブリを駆除するホウ酸団子を作るが、ゴキブリ駆除はムカデを侵入させない環境にするための一つで、雑食のゴキブリを寄せ付けないよう部屋を清潔に保つことも推奨される。夜、布団に入ったらかまれたということのないように対策を。
(J)