ちょっとした雨でも樋(とい)から雨水があふれる状況が続き、先日、会社の雨どいを確認した。軒どいから竪どいに流す集水器、上からの竪どいが合流しているが、その隙間に長年たまった落葉がまるで腐葉土のようになって排水がうまくいかない状態。手で取り除き、水で洗い流すと気持ちよいぐらい音を立てて水が流れ落ちた。
雨どいは屋根に降った雨水を家の壁や基礎に当てることなく下に流すためのもの。長い間、壁や地面に水が当たり続けると雨漏りや家の基礎を傷める原因になり、雨どいを正常に機能させることは家を長く守ることにつながるとされている。
ゴールデンウイーク中の5日、気象庁は沖縄と奄美が梅雨入りしたと発表。沖縄は平年より5日、奄美は7日早く、沖縄で5月上旬に梅雨入りするのは7年ぶり。この先、前線が本州付近まで北上し、12日から13日にかけて雨になる見込みで、1週間予報をみても、日曜日から曇りや雨の日が続きそう。
少し強めの雨が降っている時を狙って外から雨どいを観察するのも一つのチェック方法。本格的に梅雨や台風シーズンに備えるためにも、今のうちに点検しておきたいものである。
(J)