コロナ禍でなかなか実家に行く機会がない。久しぶりに連絡をとると、祖母が入退院していたり、父が特殊詐欺の被害に遭いかけたり。会っていない1年以上の間にいろんなことがあったようだ。
父はパソコンで調べ物をしていて、画面に出てきたエラーメッセージを解除しようとして連絡をとったところ、ウェブマネーで6万円ほどを請求されたらしい。申し込みに行ったコンビニの店員から助言を受けて警察に相談して事なきを得た。紀北町でも昨年9月に同じようなケースがあった。
機転を利かせてくれた店員には感謝しかないが、父は数年前に会社を定年退職したばかりで、自分にとっては頼りになる存在。「まさかあの父が」という感がある。数年前には尾鷲市でも20代の若者が特殊詐欺の被害に遭っており、自分も気をつけなければならない、との思いを強くした。「自分なら、うちの家族なら大丈夫」と思わず、気を付けることが重要。
コロナ禍で遠方に住む家族とは疎遠になりがちだが、連絡を取り合うのは防犯の意味でも重要だろう。近い母の日、プレゼントを贈る手はずは整えている。少し照れくさいが電話もしてみようと思う。
(R)