先日、ある銀行へ行く用事があった。駐車場に入ると、エンジンをかけたままの無人の軽自動車。その持ち主は、ATMを操作中。まったく車が見えない状態で、都会なら即盗まれてしまいそうな状況。
また、ある人はワンボックスの普通車を横付け。駐車場があるにもかかわらず、軽自動車でも邪魔になるセンターラインのない狭い道路で、雨に濡れたくないのか、逆走の形で駐車していた。
決してマナーがいいとは言えないが、それはさておき、エンジンをかけたまま、カギを付けたままの放置は、盗難に遭って犯罪に使われたり、事故を起こされたりする場合がある。
車が盗まれ、その車で事故を起こされた場合、基本的に賠償責任は事故を起こした犯人が負うことになるが、盗まれた車の管理が適切ではなく容易に盗まれる状況にあった場合は、所有者も車の管理責任を問われ、事故に対する賠償責任を負う可能性もある。
大切な車を盗まれないために、不要な賠償責任を負わないためにも、車は止めるべき場所に止めて、離れるときにはきちんと施錠する。面倒だから、ちょっとだけだからの安易な行動は、大きな痛手を負うことになりかねない。
(J)