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不連続線「ワクチンが届いた」

 尾鷲市と紀北町にも新型コロナウイルスのワクチンの第1弾が届いた。自分の接種はまだ当分先にはなるものの、少し安心した気分になった。
 
 感染症の不安が拡大する中、事態打開の切り札的な存在となっているワクチンだが、感染そのものを防ぐことは完全には実証されておらず、最も期待されているのは発症を抑える効果。厚生労働省によると、2回の接種によって、95%の有効性で発熱やせきなど症状がでることを防ぐ。接種後の副反応について、国内の治験では、接種部位の痛みが約80%、37.5度以上の発熱が約33%、疲労・倦怠(けんたい)感が約60%認められているという。同省は「多くの方に接種を受けていただくことにより、重症者や死亡者を減らし、医療機関の負担を減らすことが期待される」としている。
 
 尾鷲市と紀北町はともに5月中に高齢者の接種開始を予定している。接種のための問診票には、治療や投薬などをしている場合「その病気を診ている医師に予防接種を受けてよいと言われたか」を回答する項目がある。事前に問診票を記入しておくことや、肩を出しやすい服装で会場に行くと、スムーズな接種につながる。
 
(R)

      4月30日の記事

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