尾鷲市早田町をテーマにした写真展が10日(土)から6月13日(日)まで、同市向井の県立熊野古道センター特別展示室で行われる。無料で観賞できる。
和歌山県古座川町出身のカメラマン、久保圭一さんが6年以上かけて撮りためた作品の中から約50点と、大漁旗などを展示する。
久保さんは古座川町の観光用写真を依頼されたことをきっかけに本格的に写真活動をはじめ、2010年に東京・銀座のギャラリーで公募写真展「時を忘れしまちー古座街道」を開いた。
その後、12年ごろから早田の人のやさしさに触れ、若い漁師の奮闘する姿にひかれ、6年以上月2回ほどのペースで通い続け、早田町に密着して撮影した作品から75点を集めた写真集『早田町 海を引き継ぐ若人』を2019年に刊行。キヤノンの銀座と大阪のギャラリーで、同名の写真展を開いている。
展示は6月13日(日)までで、時間は午前10時から午後5時。会期中は無休。問い合わせは同センター(0597-25-2666)。